ホルモンと母乳の狭間で揺さぶられる母心
今回は、女性特有のお話なので、不快な方がいらしたら申し訳ありません。
産後から今まで、私は月経前症候群(PMS)に悩まされています。
月経前症候群には様々な症状があると言われています。
- 頭痛
- 腹痛
- 腰痛
- 関節痛
- むくみ
- めまい
- 便秘/下痢
- 悪心、動機
- 眠気、だるさ
等の身体的症状と
- イライラ
- 憂鬱
- 緊張
- 無気力
- 判断力の低下
- 疲れ
- 不眠
- 集中力低下
- パニック
- 妄想症
等の精神的症状があります。
私の月経前症候群(PMS)の症状
私の場合、出産前はひどい生理痛などはあったものの、月経前症候群(PMS)はありませんでした。
産後、11か月くらいで生理が再開した時には、とにかく怠くて、すぐ疲れてしまい、何もやる気が起きなくなりました。
一番ショックだったのは、夫に対して訳のわからない怒りがこみ上げてきて止められなくなったことです。
その他、頭痛・めまい・集中力低下・何も考えられないなど、赤ちゃんを抱えてどうしようもない絶望感でした。
自分がおかしくなってしまったのかも知れないと思ったのです。
とにかく何とかしなくてはと、婦人科で症状について相談をしました。
先生は、「月経前症候群ですね。産後はなる人が多いですが、まだ授乳中なのでお薬は出せません。」とのことでした。
その後も別の婦人科で相談して、漢方なら出してもらえるか聞いたりしましたが、やはり授乳中は、漢方とはいえ処方できないとの答えでした。
このまま卒乳するまで毎月、月経前症候群(PMS)に怯えるのかと恐怖でした。
月経前症候群を改善したいのに、なぜ断乳できなかったのか
もうすぐ5歳になる娘は、まだ夜寝る時の儀式としておっぱいを飲んでいます。
私も、ここまで長い間授乳することになるとは、思ってもみませんでした。
産後直ぐは母乳が分泌されずに、娘の体重が減ってしまったり、泣き止まなくなってしまったりして混合に切り替えました。
退院後に母乳が出始めたのですが、母乳が出るまでの間、私には母乳育児ができないと思い、母乳育児に対して大きな憧れを持ってしまったのです。
そして、母乳育児の情報ばかりを集めるようになってしまったのです。
- 免疫の為に初乳を飲ませるべき。
- 母乳をあげないと免疫が付かない。
- ユニセフやWHOも4歳までの授乳を推奨している。
- 心の離乳は4歳頃。
しっかり洗脳されて、こうしなきゃならないんだと思い込んでしまったのです。
娘が哺乳瓶を受け付けなくなってしまい、完全母乳育児になったことも理由の一つでした。
今思えば、産後の寝不足の朦朧とした頭で、情報だけを取り込んでしまい、自分で精査することができなくなってしまったのでしょう。
確かに免疫が付かないというのは正しいのかも知れません。
それでも今考えると、そもそもそんなに小さいときに、人混みの中には連れて行かなかったので、そこまで母乳育児にこだわる必要もなかったと思います。
様々な理由で母乳を与えられなかった赤ちゃんも、元気に大きくなっているという事は、少し考えれば分かることだったのに、必死過ぎて考えられなかったんでしょうね。
産後の寝不足恐るべし・・・母乳神話恐るべし・・・
月経前症候群が辛いのに、断乳に踏み切れない母の複雑な気持ち
私は運よく母乳育児が出来るようになりました。
ただ、私も生理前になる度に具合が悪くなって、イライラしてしまうのが本当に辛いのです。
なので、娘ときちんとした意思の疎通が取れるようになってきた3歳頃から、「ママはちっち(生理のことを娘はちっちと呼んでいます)の頃になると、疲れちゃったり、イライラしちゃって怒っちゃったりするでしょ?
娘ちゃんは何も悪くないのに、ママが怒っちゃうのはママも娘ちゃんも悲しいよね。
お薬を飲めばママはもっと笑っていられると思うんだけど、お薬はおっぱいの中に混ざっちゃうから、娘ちゃんがおっぱいを辞めないと飲めないんだって。
おっぱいを辞めても、娘ちゃんが寝るまで、ママはトントンもなでなでも、ぎゅーでも何でもするよ。どうかな?」
と何度か聞いてみてはいるのですが、娘にはまだおっぱいが必要だと言うので、今のところ卒乳には至っていません。
私も、月経前症候群(PMS)は辛いのですが、割り切れない気持ちを抱えています。
自然妊娠は無理なこと
年齢的にも体力的にも、もう一人は難しいこと
娘を育てながら、あの辛い不妊治療を乗り越える自信がないこと。
不妊治療をしても、子どもが授かるとは限らないこと。
などから、子どもは娘一人の予定です。
そのため、娘への授乳が最後の授乳になると思います。
ここまで来たら意地もありますが、娘も私も満足して卒乳を迎えたい気持ちが強いのです。
まとめ
でも、ここで断乳してしまっては、娘が悲しい思いをしてしまいます。
薬に頼らずに改善できる方法を探しながら、娘も私も納得できる道が見つかるといいなと思います。