こまこの絶縁体験記
昨日、娘に「今すぐ遊んでくれなきゃ、ぎゅーしてあげないよ!」と言われて、いそいそと一緒に遊んでしまった、4歳児に振り回されっぱなしのアラフォー母です。
絶縁に至ってから、もうすぐ7年ほどになります。
絶縁までの経緯が、”さすが毒親”と言わざるを得ない奇想天外な展開で、いまだに私もよく分からないんですよね・・・
絶縁後は、しばらく思い出してはイライラしていましたが、いまでは毒親の存在を思い出すことすらあまりなくなってきていました。
そんな毒親との絶縁体験記です。
めちゃくちゃ長いです。すみません・・・
〈目次〉
- 母の毒親スペック
- 娘の弱みに付け込み、助けるふりをして近寄り搾取する毒親
- 恐怖の提案「お前のために」
- 毒母の思惑と搾取子の叫び
- 毒母、総入れ歯になる
- 優位になったとたん本性を現す毒母
- 立派に毒を受け継いだ息子の登場
- こまこ、家具泥棒になる?!
- 搾取子=親の尻拭い係=こまこ
- 毒母のプライドが高すぎたから、逃げられた!
- 毒親を乗り越えた!?
母の毒親スペック
- 私は絶対に謝らないわよ!謝ったら損するわ!謝ったら死んじゃうんだから!!(言うとしたら「はいはい申し訳ありませんね!お母さんが全部悪いんですよね!」謝る気はゼロ)
- 私のほうが何だって知っているわ!私のほうが大変なのよ!黙りなさい!!
- 私は誰よりも良い人よ!そうでしょ?!
- 0か100よ!あの人大っ嫌い!(昨日まであの人いい人って言ってたじゃん・・・)
- 常に上から「し・て・あ・げ・る」
- 娘の頑張り?そんなの知らないわよ!全ては私のおかげなのよ!
- 人格否定ですって?失礼な!「お前のため」にしてあげているのよ、感謝しなさい!
- 私には現実を変える力があるのよ!「そんなこと言ってない!」ほらね?
- 得意技は責任転嫁、必殺技は「そんなつもりじゃない!そんな風に受け取るお前が、人としておかしい!お前は最低の人間だ~!!」
- 娘の人権?そんなのないわ!そもそも娘って人間なのかしら?
- 娘が褒められるのは死ぬほどムカつくわ!蹴落としてやる!
- 娘は性にだらしないの!「汚らわしい!」
- 娘に彼氏が出来るのが気に食わないのよ!娘は私の奴隷よ!妊娠しちゃうから彼氏なんか作っちゃダメ!
- 結婚相手は私の条件に見合った人でなきゃ反対するわよ!あ、でも海外移住したいから、もうそんなのどうでもいいわ。早く出て行ってちょうだい!
- 口癖は、「お母さんだって昔は美人だ美人だってみんなから言われてたのよ!今だってこの年でも綺麗だって言われるんだから!」ザ・自己顕示欲の塊。
- 子どもは親の言うことだけ聞いてればいいの!お母さんの言うこと聞いて良かったでしょ?お母さんのおかげでしょ?
- 私は誰よりも偉くてよ!下々の者ひれ伏しなさい!こまこ、あんたは最下層よ!
- 私の意見に賛成しなさい!反対意見なんて許さないわ!私を否定しないでよ!!!
- あんたの話なんてどうでもいいの!私の話を聞きなさい!
- でも、本当は愛されている自信がないの。ねえ、お母さんのこと大切でしょ??
- 「女のくせにタバコを吸うなんてみっともない!」と女優に言うわ(テレビ越しにね)でもほんとうはタバコがないと死んじゃうの私。家族にはバレてないと思うわ!
- 娘が献血するっていうから、言ってやったの!「そんなフシダラなことして、変な病気になったり、妊娠したら、お母さん知らないからね!」
- 孫の面倒なんて、絶対に見ないから!(頼んでませんが??)
- 老後の面倒は見なさいよ!でも私たちは自由に生きたいから、文句は言うんじゃないわよ!
- こまこがケガした!!笑いが止まらないわ!でも人がいる時は心配してるふりしなくちゃ。だって私はいい母親だもの~~!「こまこちゃん、大丈夫?心配したわ~!」
- こまこは根性が悪くて、性格も悪くて、人として最悪で、性格きつくて、悪だくみしていて、最低なの!現実?そんなの知らないわよ!これは決定事項なの!
娘の弱みに付け込み、助けるふりをして近寄り搾取する毒親
私が嫁姑問題で弱り果てていた頃、母親は、歯医者に行くために日本に帰ってきました。
母親の中では、嫁姑問題で困っている娘の為に、わざわざ帰って来てやったと思い込んでいたようです。
「お前のために帰ってきてやったのに」と何度も言われましたから・・・
実際は、私がどんなに具合が悪くて横になりたくても、家のことは一切やってくれることも、手伝ってくれることすらありませんでした。
逆に両親が来たことで、私が大変になりました。
あなたたち、何のために来たの?
恐怖の提案「お前のために」
住民票が取れないと、健康保険に入れない。
(当時の私たち夫婦の賃貸契約では、親の住民票を受け入れることが出来ませんでした)
焦った母は、私に恐怖の提案をしました。
「お前が困っているから、一緒に住んであげる。お前のために。」(なんて心優しい母親かしら~感謝なさい!)
→両親の中で事実が脳内変換されていく瞬間キラリ~ン✨
この頃には、遅まきながらやっと自分の親が毒親だと気づき始めていましたが、嫁姑問題で弱った心では、正しい判断ができませんでした。
両親が海外移住しているやっかみでイビられていたのに・・・
心の中では、まだ毒親かどうか半信半疑だったこともあり、母親の言葉を受け入れてしまったのです。
新居に対する私たち夫婦の意見もありました。
- 両親が知らない土地で困らないように、大きな総合病院の近くが良いのでは?
- 職場へのアクセスのよさ
- 姑の生活圏外に住みたい
- スーパーが近くにある
- 学校が近くにある
もちろん、同居の話が出た段階で、物件購入費の半分は私たちが払う予定でいました。
でも私たちに意見を言わせないため、そしてコントロール下に置くために、一銭も払わせては貰えませんでした。
そもそも、同居なのに私たちの意見を聞く気すらないのです。
話し合いすらなしです。
全て両親主導。
何度も言いますが、同居なのに。
でも、「老後はよろしくね♪」
毒母の思惑と搾取子の叫び
- 日本の拠点がないと、時々帰国したときや、病気の時に困るわ!
- でも他人に貸しては好きな時に戻って来られないじゃない!
- なら娘夫婦に住まわせて、老後の面倒を見させればいい!
- お金を出させたら、何かあったとき自分たちの思い通りにいかなくなるわね~。
- 都合が悪くなれば、追い出せばいいのよ!!私って天才!
結局、自分たちの都合しか考えてないんですよね。
いつまでたっても、搾取子は一人の人間として認めてもらえないので、意見など言ってはならないのです。
親のコントロール下にいて、「はい、はい」と言わなければならないのです。
でもね、いざ家を買うとなったら、私や夫に業者との仲介を全て押し付けて来ました。
母親は、とにかく早く病院に行くために住民票を取る必要があったので、焦っていたようです。
自分の理想の期日までにどうにか契約を済ませるために、具合の悪い私にせっついていました。
しまいには、「お前たちが元実家に住まないって言うから、売っちゃったんだから!」とありえない責任転嫁をしてきました。
ついつい「ごめんなさい」と謝ってしまう、搾取子。悲しや・・・
結婚したら県外に行くことは決まっていたよね?
そもそも、そんなこと言うなら海外移住辞めれば?
私たちの家じゃないから、そんな責任持てませんよ。
「本当はお兄ちゃんが私たちと住めるはずなのに、お兄ちゃんは優しいからお前と住めばいいって言ってくれたんだからね!」という優しい長男と一緒に地元に住んであげればいいんじゃない?
言っておきますが、私たちは一度も、自分たちから一緒に住んでほしいとは言っていませんよ。
両親も、「老後は子どもに迷惑かけないから」とず~っと言っていたのに、蓋を開けてみたら、面倒見させる気満々だったよ!ビックリ!!
「私たちと住める」って、なにかの特典ですか?重荷でしかありませんが~?!
毒母、総入れ歯になる
そして、新居の契約後の住民票や保険の手続きも、もちろん私が連れていきましたよ。
引っ越しまでの間、私は両親を連れていろんな病院へ行きました。
どうしても無理な時は、車を貸しました。
車を貸したら連絡もなしに、半日とか帰ってこないし・・・しかもぶつけて傷ついたのに黙ってた・・・
念願かなってやっと歯医者に行った母は、総入れ歯になり、私に辛く当たり始めました。
まるで、私のせいで総入れ歯になったとでもいう様に・・・。
間食、たばこ、甘いものの摂りすぎ、骨粗しょう症、運動不足、などなど、生活習慣のせい、自業自得です。
私は私で、母が歯を失って、ものすごくショックだっただろうと思ったら、なぜか罪悪感が生まれてしまうという、この悲しきサガ。
私は、母に気遣って気遣って、病状が悪化していきました。
母のために別メニューを作るとなぜかキレられる・・・
夕食では、ものすごく痛々しい嫌な空気が流れていました。
優位になったとたん本性を現す毒母
引越し当日、私たち夫婦は、引越し業者さんへの対応、業者さんへの冷たい飲み物と謝礼の準備、新居の掃除、荷物の開梱をしながら、休む間も無く動いていました。
両親は私の車で新居へ移動。新居の自分たちのスペースの掃除と、自分たちのスペースの家具配置を優先的に引っ越し業者へ指示していました。業者さんにもペースがあるだろうに・・・
引越しがあらかた片付いた頃、私たちは夫の車で、もともと住んでいた賃貸の掃除をしに戻っていました。
私の車は、その日いちにち両親に明け渡していましたので、そのまま両親のために置いて行きました。
「鍵、ここに置いておくから使ってね~。」
「わかった~。」
帰りに、電気屋で冷蔵庫を見ていると、母からの着信。
「こんな時間になるまで私たちを置いて出かけるなんて、お前たちはなんて自分勝手なんだ!
人としておかしいだろ!」と怒鳴られました。
突然の怒鳴り声に、茫然としました。
だって、言っている意味がわかりませんから。
宥(なだ)めながら、話を聞くと、夕飯の時間になっても帰ってこない。
冷蔵庫は空っぽなのに、どうするんだ!
ということのようでした。
子どもかよ!
えっと、今日いちにち、ずっと私の車、置いてあったよね?
自分たちで買ってくればいいのに・・・
無理なら、「帰りに買ってきて」と前もって言っておいてよ・・・
と今なら思うのですが、洗脳状態だった私は、震えながらお弁当を買って、必死で帰りました。
帰って謝っても、怒りは収まらないどころか、
「今までは住まわせてもらっていた手前、我慢してやってたけど、もう我慢の限界だ。
住まわせてもらったと言っても、3万も払ってたんだからお釣りがくるくらいだ。」
と爆発しました。
(わお。我慢してくれてたんだ・・・
私、独身時代は1人分でもっと家に入れてたけど・・・
「こんなはした金じゃなんの足しにもならないわ!」とか、「お前の結婚の時のために貯めてやってるんだから、感謝しなさいよ!」と搾取され、けっきょく、結婚の時には一銭も貰えませんでしたけどね。
そして、「お兄ちゃんの時には、まとまったお金をあげたから」と謎の報告までしてくれてありがとう・・・)
私が、「だから車置いていったよね?」と言うと、
母は、「そんな、置いてったって、お前!
保険がどうなってるのかわからない車になんか乗れるわけないでしょ!
そんな事もわからないなんて、やっぱりお前は意地が悪いわ!」と罵られました。
え?前の家にいるとき、乗り回してたじゃん・・・今日も乗ってきたじゃん・・・
家族限定を付けていないことも、私の年齢以上なら誰でも乗れることも、両親は知っていましたけどね・・・
大体、子どもが実家に住むことと(一人暮らしを反対されていたし)、親が、結婚した娘の家に住まわせてもらうのとでは、まったく意味合いが違いますけどね。
母いわく、怒りの原因は「夫くんは私に意地悪したんだから!」だそうで・・・こどもか!
この温厚を絵に描いたような夫がイジワル?とびっくりしていると、
「お母さんが、せっかく引越しの荷造りとか手伝おうかって言ってあげたのに、夫くんは大丈夫ですって断ったんだから!
なんて意地悪なんだろうって思った!」と。
もう、意味わからん。。。
これをどう曲解したら、意地悪になるんだろうか?ボッキボキに折ってグツグツ煮てみたらいいかしら?
夫が、「そんな風に感じさせてしまったのなら申し訳ありません。
でも、あっちが痛いこっちが痛いって言っているお義母さんに、重い荷物を持ってもらえません。」と言うと、
「嘘だ!あれは意地悪だ!」
と夫を嘘つき呼ばわりして、自分の言い分を突き通しました。
同居で、いちばん我慢してくれていたのは、夫だと思うんですけどね。
なぜそれが分からないのか・・・
我慢してやったって・・・そりゃみんな我慢するでしょ。
我慢が嫌なら、賃貸暮らしの娘の家になんて、転がり込まなきゃいいのに。
最初に、「住民票は受け入れられない」と話してあったよね?
兄にも断られて焦ったのはわかるけど、その矛先を私に向けないでよ。
と今なら思います。
さらに、「さっき、近所に挨拶回りしてきたら、この家の前の持ち主も、同居してた娘の旦那が本当に意地の悪い人で、一家離散だって。やっぱり!」
さすがの父も、「それは関係ないだろ」と小さく反抗。
やっぱり?ん?
え、私たち抜きで挨拶に行ったの?
とことん、私たち無視なのね。
というか、やっぱり引越したら娘夫婦は洋ナシだから、追い出す気でいたってこと?
同居の話が出た時、私は、折半で頼みましたが叶いませんでした。
なので、「私に贈与してくれる予定の遺産はいらないけれど、老後の面倒は見ます。
財産分与になったとき、兄と揉めるような事だけはしたくないので、この家だけでも私が相続できるように遺言書に書き加えてください」とお願いしました。
私は兄の腹黒い本性を知っているので、両親が死んだとたんに、財産分与するからその家から出ていけと言われることは分かっていました。
話をした時は、「たった二人の兄弟だからね。仲良くしてほしいから、分かった」と言っていました。こう言っといて、結局自分で仲違いさせるんだけどね。
しかし、そのことを蒸し返して、「お兄ちゃんを悪者みたいに言ってたけど(思ってるけど、言ってない)、お兄ちゃんはいつも優しい。お前たちこそ結託して何を企んでるんだ!」
と罵られました。
けったく?ケッタク?結託????ぽか~んですよ。
あなた達のような支離滅裂な親と、親から見えないところで平気で嘘をついて妹を貶める兄の本性を知っていますから、最低限の保身をしたまでです。
自分たちが結託して企んでいるから、娘夫婦もそうに違いないと思ったんでしょうね。
ま、自分たちが結託している意識は微塵もないでしょうけど。
私たちは正義!な人たちですから・・・
私は病気で手術をしてから、野菜と魚中心の和食を心がけていました。
どんなに体がつらくても、過呼吸の発作が起きた後も、両親のためにご飯を作り続けました。
「食べたいものを教えて」と何度も聞いたのに、何でもいいと言い続けて、手伝ってと言っても、人の家のキッチンに立つのは悪いからと手伝ってもくれなかった。
それなのに、父は食事の文句を言いました。
父は、「あんな飯を食ってたらダメだ。肉を食わないと!若いのに肉を食わないなんて、ダメだ!」
何言ってんのコノヒト・・・
このとき既に、私は無言ですよ。
何の話してるのか、責められポイントも分からない。
自分の本当の気持ちや、事実を言えば嘘つき呼ばわりされる・・・成す術なしですよ。
ただ罵られるサンドバッグ状態です。
母が畳みかけるようにいいました。
「お母さんが一緒に買い物に行くと、お金出してあげたでしょ?(最初の2、3回くらいだけど…それもそんなに高額じゃない)
それを突然しなくなったの、なんでかわかる?
お前には感謝が足りないからだよ!
お前みたいな人間にいろいろしてやろうなんて、普通は思わないんだからね!」
はいはい、あなたが法律ですからね。
自分で出すからいいよと言っていたのに、勝手に払っておいて文句言うもんね。
きちんとお礼も言ってたけど?
結局、あとからこうやって言われるから、自分で払うよって言ったのに・・・
両親が帰国するときに、私たちにとっては、かなり高級なブランドの夫婦茶碗とマグカップをプレゼントしました。母が食器好きだったので。
私たちは、それについて何も言ってないし、ただただ喜んでほしくて時間をかけて選んだんですけどね・・・
私たちと両親では、贈り物やお金を出すことに対する目的が違うんでしょうね。
相手の為か、自分の為か
で、そんな母は、ずっと無言な私に向かってさらに畳みかけます。
「お前は、お母さん達が恩着せがましいと思ってるみたいだけど、お母さんはそんなつもりじゃないんだから!
そんな風に思うなんて、お前は人としておかしい!
お母さんはお前のために帰ってきてあげたんだから!」
うん。
恩着せにしか聞こえないよね。
実際、目の前で発作を起こす私を見ているのに、そんな私を気遣うどころか、こうして罵っているわけですからね。
帰ってきてから、具合の悪い私のために親身になってくれたとか、手伝いをしてくれたのならわかるけど、ただのお荷物でしたから・・・
そりゃそうですよね、彼らの本当の目的は「娘の為」ではなく、「医者に行く為」ですもん。
それを罪悪感なく、自分たちに都合よく出来るように、「お前のために」わざわざ帰ってやったということにしたんですよ。
物凄いすり替えですね。
本気で思い込んでるから手に負えないんですよね。
とにかく、全てに難癖をつけて、こちらの話は全て嘘よばわり。
ヤ〇ザですよ・・・
話になりませんでした。
私は夫に申し訳なくて、情けなくて、涙が溢れました。
毒母は、自分を正当化するために、全ての経緯、私たちの気持ちすらも、自分に都合のいい様に変えました。
自分は娘の為にこんなにまでしてやったのに、娘とムコが結託して悪巧みをした。
だから、何をしても、言っても当然なのよ!
だって私は正しいんだもん!事実をグニャリ
そもそも、そんなに思うことがあったのなら、引越し前に言ってほしかった。
引越して、どうにもならない状態にしてから言うなんて、ほんと卑怯を絵に描いたような手口で、ある意味すごいな~。
結局わたしたちは、この引越しと、別の新居への立て続けの引越しで、大赤字でした。
夫は、私が泣いて謝ってすがってくる事を、両親が想定していたんじゃないかと言っていました。
本当のところは、今となってはわかりませんが。
プライドが高すぎる母は、娘の家に住まわせてもらうことに、屈辱を感じていたんでしょうね。勝手に・・・
そして、母は「お母さんたちはもう年なんだからね!もうこれからは自由に生きたい!そもそも〇〇県(地元)に家を買いたいんだから!」と言いました。
もう十分自分勝手自由に生きていると思いますよ。
だから、こっちに住んでくれとも、一緒に住んでくれとも、家を買ってくれとも頼んでないから!
脳内変換どうにかして・・・
もう、この人たちはダメだ。
宇宙人より遠い存在だ。
言葉が通じない・・・
絶対に分かり合えることはない。
この人たちといたら、私はダメになる。
それから私たちは、新居を探しました。
幸いすぐに見つかったので、引越し業者に見積もりに来てもらいました。
母は、出て行くまでに何ヶ月もかかると思っていた様で、その間に私が謝ってすがってくると思っていたのかもしれません。
ですが、私たちがものすごい速さで引越しを決めたことで、さらに不機嫌になり、父がいないところで更なる嫌味を言ったり、わざと私をのけ者にして楽しいフリをしていました。
こうやって書くと、女子小学生のイジメですよね。自分の親ながら恥ずかしい・・・
いつものこと過ぎて、もはや慣れてるし、どうでも良かったですが。
立派に毒を受け継いだ息子の登場
毒母は、許しを請わない私を、さらに孤立させる為に、わざわざ兄家族を他県から呼びつけました。
母は唐突に、そしてキレながら、「今日お兄ちゃん達が来るから!」と伝えてきました。
これから私をハブるし、父や兄には嘘をついていたんでしょうね。
だから、とっても小さな声で早口でした。わかりやすっ
兄も、今年はお金キツイから行かないと言っていたのに、あの毒母の子ですからね。
母親にいい顔して自分を売り込んで、私を蹴落とす為なら何だってします。
来ましたよ。
そして、話し合うでもなく、私に話を聞きに来るでもなく、みんなで楽しそうに談笑して出かけて行きました。
あの親にしてこの子あり。
お金を使ってまで、こんな子供じみたイジメを、わざわざする神経に虫唾(むしず)が走りました。
これぞ結託!
こまこ、家具泥棒になる?!
海外移住に持っていかれない大型家具を、親からいくつも預かっていたので、引越しは一番大きなトラックになりました。
当然、引越し代は一銭も出してくれませんでした。
それどころか、「家具は当然、置いていくんだよね!?
お前、持っていく気じゃないよね?
自分で預かるって言ったんだからね?
まさか、忘れてないよね?!」
と蛇のようにネチネチと言われただけで、お礼などは一言もありませんでした。
えっと~、人としてと言うならば、まずは「預かってくれて、ありがとう」だよね?
私の聞き間違えだったかしら~
それとも、私は泥棒だったのかしら~
あんなにデカくて、おばさん臭い家具はいりませんよ~。
賃貸だったので、本当に邪魔で邪魔で仕方なかった。
傷付けないように、気を使うのも面倒だったし、引っ越しのたびにお金がかかるし、これでせいせいしました。
搾取子=親の尻拭い係=こまこ
海外移住について、親戚は賛成していたようです。
母方の祖父を除いては。
祖父には、叔父の意向で、海外旅行に行っていることにしていたみたいです。
長すぎるだろ!
祖父から毎日のように、「お母さんはまだ外国か?」
「いつ帰ってくるんだ?」
「今はどこの国にいるんだ?」
と電話が来て、ごまかすのも限界になっていました。
大体、なぜ私が親の尻拭いしてるの?
祖母を失って少しずつボケはじめ、私も嫁に行ってしまい、娘夫婦(私の両親)は長すぎる海外旅行。
心が弱っていく祖父に嘘をつく罪悪感、本当に苦しかった。
引越し当日、母は「もうおじいちゃんから電話が来ても出なくていいから!」
と言い放ちました。父を後ろに従えて・・・しかも仁王立ちで・・・
私は、祖父からの電話が嫌だったわけではありません。
毎日のようにかかってくる祖父からの電話に、もう心が苦しくて限界だったのです。
自分たちで責任を取って、どうにかして欲しいと言いたかっただけなのですが、責任を取ることができない母の中で、私を悪者に仕立て上げることに決めたようです。
そして、毒母は、私が誰の電話に出て、誰の電話に出ないのかまで毒母が決められると思っていたんですよ。
だって娘は所有物ですから。
こうして私は、親戚からも孤立しました。
両親は、「自由に生きたい」発言でもわかるように、本当の自由は自分たちですべての責任を取ること、責任の伴わない自由はないということが分かっていません。
そして娘の私にも、自由に生きる権利があるとは思わないのです。
周りに助けられていることにも気づかないのでしょうね。
悲しい人生です。
毒母のプライドが高すぎたから、逃げられた!
ありがたい事に、よくある毒親のように粘着質に娘を追いかけることはしませんでした。
なぜなら、すがらせて、傅(かしず)かせるモノのはずの娘を、自分が追いかけるなんて、プライドが許さないのです。
「私を怒らせて逃すなんて、バカな娘」と思いたいのです。
両親の言っていることが理解できない私は、人としておかしいのだそうです。
もうね、私、(母にとって)人としておかしくても、一向に構いません。
だって、どう頑張っても理解できませんもん。
毒母から解放されることで、私はやっと呼吸ができるようになりました。
「私、生きてる!」って思えるようになりました。
それまでは、ここが本当は死後の世界で、本当の世界は別にあって・・・とか、おかしなことを考えていて、生きている実感がありませんでしたから。
あ~生きていてよかった!
私の毒母のように、プライドの高すぎる毒親なら、逃げるのはそこまで難しくないかもしれないですね。
※絶縁は、した後にかなりの衝撃が待っています。
周りに理解して支えてくれる人や、カウンセラーさんがいないと、ほんとうにキツイです。
命の危険がない限りは、慎重に、計画的にコトを運んでくださいね。
毒親を乗り越えた!?
この記事を書いている時、不思議と穏やかでいられました。
イライラもしないし、焦ることもなく、怯えることもなく、なんなら楽しんでさえいました。
明文化することで、だいぶ客観視できていた親のことを、さらに客観的に見ることができたのかなと思います。
どこかのオバさんの、ビックリおもしろ話しみたいな感じでした。
インナーチャイルドが癒されて、もう親に望むことが、なにも無くなったんでしょうね。
ほんの少しでも親に対する期待が残っていると、感情が渦巻いてしまうものですからね・・・
”あ、私、毒親を乗り越えたかも”と思えて、すがすがしい気分です!
毒親育ちのハンデを抱えて、子育てにはまだまだ苦労すると思います。
でも、もう毒母の亡霊はいません。\(^o^)/
躓きながらでもいい、立ち止まってもいい。
娘と夫と一緒に、私たちの幸せを、ゆっくり探していきたいと思います!!
まとまりのない長文を、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!