幸せのみつけかた

見失った人生を取り戻す方法

毒親育ちの私が、子育するときに気を付けていること~子育て編②~

必要以上に自分を責めない

 多くの人が、感情的に子どもを怒ってしまったことがあると思います。

私も感情的に怒ってしまったときは、とても落ち込みますし、自分はダメな母親だと何度も自分を責めました。

毒親の連鎖かも知れないと、思い悩んだこともあります。

 

そんな私に夫は「反省は必要だけど、全く感情的にならない人はいないんだから、そこまで自分を責めなくてもいいんじゃない?毒親は自分が毒親かも知れないと悩んだりしないから大丈夫だよ。こまこは頑張ってるよ」と慰めてくれました。

 

そこでまず、感情的にならないためにどうしたら良いのかを考えました。

そして、もし感情的になってしまった時に自分をどうコントロールできるかを考えました。

その後の子どもへのフォローも忘れないように心がけています。

 

そもそも感情的にならなくて済むように、自分の中の沢山の「べき」を手放しました。

  • 部屋はきれいであるべき
  • 食事中はお行儀よく座って食べるべき
  • 朝は自分で支度をするべき
  • 食事は手作りであるべき

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 この他にもたくさんの「べき」を持っていましたが、家族が笑って過ごせることを優先して、難しい時には最低限でよしとしました。
「べき」を手放すことで、日常で溜まるストレスを少なくして、常に少し余裕を持つように努めたのです。
 
そして感情的になってしまったら「怒っている本当の原因」について考えるようにしています。
怒りの原因を掘り下げて考え始めると、怒りから離れられます。それ以上、怒らなくてよくなるのです。
 
自分が落ち着いたら、子どもを抱きしめて、怒りの原因になっていたことが何だったのかを伝え、あなたが悪いわけではないこと、自分の怒りの表現が間違っていたことを伝えて謝っています。
 
きちんと伝えてあげないと、自分が悪い子だからお母さんに怒られると思ってしまい自分を責めてしまうので、子どもが気にしていなそうに見える時でも必ず伝えるようにしています。
 
怒りの感情は二次感情です。子どもに対して怒ってしまった時、子どもの行為に対しての怒りだと勘違いしてしまいますが、それは単なるきっかけに過ぎません。
 
それ以前に不安、恐れ、不満、イライラなどの要素があったのです。
自分に余裕がなくなったとき、溜まっていたそれらの感情が怒りとしてあふれ出てくるのです。
 
怒りの正体が分かっていれば、感情が大きく揺さぶられることが減ります。
 
自分が怒ってしまうのはどんな時か、どれくらい体調が悪いとイライラしてしまうのかを知って、辛いなと感じたときに「ここまででいいや」「わたし頑張ってるな」と自分にOKをだしてあげられるようにすると、気が楽になります。
 
必要以上に自分を責めすぎると、自己肯定感が低くなってしまい、子育てが辛いものになってしまいます。
いつも辛いと、子どもに当たってしまうかもしれません。
 

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怒り自体は誰でも持っている感情で、悪いものではありません。
怒る自分は悪い子だと思って欲しくないので、子どもにも怒ること自体は否定しないように心がけています。
 
ですが、怒りをそのまま表現していては、人間関係が破綻してしまいますので、感情の表現方法を伝えるようにしています。
これは、まだまだ私の課題でもあるので、親子で頑張って成長していければと思います。
 

子どもの話を聞く、意見を聞く

子どもも家族の一員です。

子どもにも子どもなりの意見があります。

 

 

私の母親は、大人が話している最中に話しかけると激怒する人でした。

親から意見を求められることなど当然なく、親に考えを伝えることも許されず、話したことを信用して貰うという経験もあまりありませんでした。

母親の中で大きな不満や不安があったのだろうと思いますが、とても悲しかったです。

いつも「お母さん聞いて、お母さん私を信じて」と思っていました。

 

 

 

なので私は子どもが出来たら、きちんと話を聞いてあげられるお母さんになりたかったのです。

 

子どもに話しかけられたときは、出来るだけ子どもの目線に合わせて話を聞くように心がけています。

子どもは、自分の話を聞いてもらえただけで愛情を感じ取ってくれます。

 

 

でも、忙しい時に何度も呼び止められるとイライラしてしまうこともありますよね。

そんな時は「今は手を離せないから後で聞かせてね」で大丈夫です。

必ず後から話を聞くことを忘れないでくださいね。

そうすることで「ママはいつもあなたのことを気にしているよ」と伝わると思います。

  

小さな頃から親にきちんと話を聞いて貰っていた子どもは、成長して本当に困った時に、親に話をしてくれる可能性が高いようです。

 

親は話をきちんと聞いてくれる、自分の味方でいてくれると信じているからです。

 

何かを決める時に子どもの意見を聞くことも大切です。

さいころから自分の意見を伝えること、自分で決めることができないと、大人になったときに何も決められない人になってしまいます。

 

私は、洋服も自分で買えるようになるまでは母の好みが絶対で、どんなに嫌でも母が買った服を母のコーディネートで着ていました。

クラスの友達にからかわれても、「お母さんはおしゃれだと思う。からかう子のセンスが悪いだけ」と取り合ってもらえませんでした。

そして大人になってから自分のセンスに自信が持てずに、とても苦労しました。

 

娘には自分の意見をもって、それを伝えられる人になってほしいと思っています。

なので全身ピンクの服でも、上下柄物でも、娘自信に選んでもらっています。髪を自分で縛ってぐちゃぐちゃでも、「頑張ったね」「自分でできたね!」と言うだけで手直しはしません。

 

また我が家では、車などの大きな買い物をする時も家族のルールを作る時も、ほとんどの場合で子どもを交えて話し合います。

自分の意見を聞いてもらえて、それを実際に反映して貰えた子は、自分が人として尊重されていることを実感するのではないでしょうか。

 

人として尊重されていると実感できれば、責任感が芽生えてきて、さらに家族のために自分も頑張ろうと思えるのです。

 

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大好きだよを伝える、抱きしめる

私は母親に抱き締めてもらった記憶がありません。

どんなに傷ついてボロボロになっていても、抱き締めてもらったことが無いのです。

 

幼少期のスキンシップが足りないと、大きくなってから上手く親離れができません。

いくつになっても親の愛を確認したくなるのです。

 

乳幼児期には、スキンシップは必要不可欠のものだと言われています。

赤ちゃんは言葉は理解できなくても、母親に抱きしめてもらうことで愛情を感じ、安心できるのです。

 

親から愛されている自信は、自分を大切にすることに繋がります。

大きくなって親から離れたとき、困難に立ち向かう勇気になります。

 

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スキンシップは親にも安らぎを与えてくれます。

母乳を与える時に出るオキシトシン(別名:幸せホルモン)が、スキンシップの際にも分泌されているからです。

 

私は自分がイライラしているなと思ったときは、子どもに「ぎゅーさせて」と言って抱き締めさせてもらいます。

そして子どものにおいを嗅ぎながら、ほっとするのを感じます。

 

親は子どもに与えるものと思っていました。

でも実際に子どもを生んでみると、子どもに与えるよりも多くのものを貰っていることに気付きました。

子どもに教えているつもりでも、教えてもらうことがとても多いです。

 

まとめ

私も、まだまだ上手くいかない時も沢山あります。

 

それでも自分の傾向や、どうしたいかが分かっているのと、ただ悩みながら漠然と子育てしているのでは、子育ての楽しさが全く違ってしまいます。

軸がある分、子どもも迷わずに済みますし、間違ってしまったときに立て直しやすいのです。

 

これからも子育てで悩むことは沢山あると思いますが、その度に自分の方針を思い出して、子どもと一緒に成長しながら楽しんでいきたいと思います!